1991−1999の活動
『CATALY』ヨーロッパツアー公演より(構成・演出 林英樹)
海外でのワークショップ、国際共同製作
冷戦崩壊、激変する世界の中の演劇
(1991ー2000)
1990年代、テラは海外での活動を中心に据える。
1993年、テラ・アーツ・ファクトリー(TERRA ARTS FACTORY)に改名。
『CATALY』舞台評
石井達郎(慶應義塾大学教授、舞台芸術批評)
「シアタープラン・テラ」主催
『SPIRARE 1』東京公演
構成・演出 林英樹
die pratze (M.S.A.collection参加)
1990.9
デズデモーナは何故殺されたか?
シェイクスピアの『オセロー』を題材にしたメタシアター。
「シアタープラン・テラ」企画製作
『SPIRARE 2』フランス公演
構成・演出 林英樹
ボルドー、パリ
1991.11
「シアタープラン・テラ」企画製作
『SPIRARE 2』スペイン・フランス公演
構成・演出 林英樹
グラナダ大学大ホール
パリ広報文化センターホール
1992.11
「シアタープラン・テラ」主催
『SPIRARE2』東京公演
構成・演出 林英樹
東京芸術劇場小ホール
1992.12
テラ・アーツ・ファクトリー(改名)
テラ・アーツ・ファクトリー企画製作
『CATALY』べルギー公演
構成・演出 林英樹
アントワープ市立劇場
1993.11
以下、テラ・アーツ・ファクトリー主催公演
『CATALY -catacomb-』東京公演
構成・演出 林英樹
シアターX提携
1994.2
芸術文化振興基金助成事業
ユーゴスラビア内戦最中に、セルビアの集団強制収容所で
行われた「民族浄化」を目的とした
兵士による異民族女性たちへの集団レイプ事件を題材にした
演劇的パフォーマンス、集団創作作品。
『WAL』 実験公演
集団創作
ウエストエンドスタジオ
1994.9
『CATALY-asylum-』
フランス・ドイツ・ポーランド公演版
構成・演出 林英樹
1994.12−1995.1
ポーランド文化省ほか助成事業
『CATALY-asylum-』東京公演
構成・演出 林英樹
シアターX提携
1995.4
芸術文化振興基金助成事業
『デズデモーナ』東京公演
構成・演出 林英樹
シアターX提携
1996.2
芸術文化振興基金助成事業
『テラ・インコグニータ』東京公演
構成・演出 林英樹
クラブ・エッジ提携
1996.9
芸術文化振興基金助成事業
「インパール作戦」従軍記者の日記を題材にした演劇的パフォーマンス、集団創作作品。
『デズデモーナ』ペルー、ブラジル公演版
構成・演出 林英樹
ペルー国立劇場
SESC
1996.12
国際交流基金、東京都歴史財団助成事業
新聞記事(海外)
『イフジェニー』 東京公演
構成・演出 林英樹
シアターX
1997.2
芸術文化振興基金助成事業
『カサンドラ』東京公演
構成・演出 林英樹
シアターX
1999.3
<崩壊と再生>
ギリシア悲劇のを引用し、現代とクロス
カサンドラは予知能力を持った女性、
悲劇を予告するが誰も信じない・・・。
40人規模の大型実験プロジェクト、プロデュース公演
企画は公演直前に紛糾し、、
最終的に7人の出演者による試演会として上演
『デズデモーナ』 クロアチア現地製作版
構成・演出 林英樹
イストリア国立劇場
1999.8
国際交流基金助成事業
1998年、クロアチアのアドリア海に面した
美しい古都プーラにある国立劇場が主催した
フェスティバルに招聘され、林のワークショップが実施された。
ワークショップに参加したメンバーはその後もFメソッドに基づく訓練を持続し、
翌年、途中の戦争による情勢変化にも関わらず、強い意志と連携で
『デズデモーナ』上演を成功させた。
作品はテクストを素材とし、訓練によって饒舌な表現力を持った身体演技と
テクストをクリティカルな視点で扱うさまざまな位相での発語法
を組み合わせたもので、メタ・テーマとして「人種差別、民族対立」
を前提にした作品であり
「あちら」の物語としての『オセロー』と「こちら」の物語として
民族紛争の根源、その隠された心理のダークサイド
を表出させながら、観客に問題を提起する形式の
<プレシアター>スタイルを取った。
現地では非常に大きな反響を得る。
フォトギャラリー
『デズデモーナ』クロアチア版
90年代のちらし
企画・制作事業
海外ワークショップ
フランス、イギリス、べルギー、オランダ
クロアチア、カナダ、ペルー、バングラデシュ
その他、国際共同制作事業、フェスティバル
国際芸術家交流プロジェクトの
企画制作アシスト多数実施
1985年〜1990年の活動
シアタープラン・テラ(TERRA)
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